ユニークな戦闘機を開発、運用して来たスウェーデン空軍、そしてその先駆けと言えるのがダブルデルタ翼で知られるサーブ・ドラケンです。世界でも類を見ない機体のごく初期のプロトタイプからの開発の記録が豊富な図面と写真で掲載されています。また、実際に運用が始まってからの細かなバリエーションの全てや、部隊ごとの機体のカラーイラスト、スウェーデン以外の国での運用、はたまた事故記録などその内容の豊富さには驚くばかりです。もちろん、造られた全機体の記録も巻末に付いています。ストックホルムの書店で見付けた時はちょっと感動したほどです。但し、スウェーデン語版なので細部は分かりませんがページを見るだけでも楽しめます。日本ではこれ一冊かも知れない貴重な本だと思いますが、ドラケンファンにぜひ読んで頂きたく出品しました。Ａ4変型判、ハードカバーで全170ページ。裏カバーに若干の裂け目があります。