1958年に発売されたフルマニュアルのクラカメです。装備されているレンズは、koishiroku HEXANON 48㎜F2です。コントラストと色彩表現な豊かなとても良い写り方をします。添付の写真を参照ください。この機種をご希望の方は、EV値と絞り値、シャッター速度の関係を熟知していらっしゃると思いますので、とても使いにくいEVロックシステムのピンを取り外してあります。ご希望があれば再取り付けして発送します。また、ご希望がなければ取り外ししたパーツを同梱いたします。 外観は、この時代のコニカのメッキはクオリティーが高くとても綺麗な状態です。全体的に目立った傷もなくとても綺麗な個体であると思います。 1957年にKoica Ⅲから改良された点は、プリズムを介して視野を確保している為、ファインダーの明るさの向上と等倍ファインダーを実現し格段に性能アップしています。このファインダーシステムは、ライカMシリーズのそれと比較して負けていません。当時の日本のKoicaの技術者の素晴らしさを感じます。 【整備項目】 ①ファインダープリズム、レンズ等の光学機能のクリーニング ②シャッター系の注油 スローガバナー、セルフタイマーガバナーの洗浄、注油 ③スプロケット連動巻き上げカム系の清掃、グリス、注油 ④シャッター羽根の分解洗浄 ⑤絞り羽根の清掃　 ⑥シャッター円形カムの調整とグリスアップ ⑦無限遠、二重像の調整 ⑧距離計連動ピン、カムの注油、駆動確認 【動作確認】 ①シャッター速度の応じて変化してスムーズに切れます。 ②絞りのクリック感、距離計のヘリコイドの状態は良好 ③ファインダーは視界クリアで二重像は鮮明で非常にピントが合わせやすくやなりました。 ④フィルムカウンターはフィルム室の開閉でリセットされます。 ⑤巻き上げレバーは、2ストロークでスムーズになりました。 発売から60年余り経過したカメラという事を十分ご理解頂きご検討下さい。細かな事が気になる方また、完璧主義の方はご購入をお控えください。 初期動作不良の場合は、返品は可能です。