神奈川県、逗子にてバッグデザインを行うstudio badgeのカバ革ブリーフケースです。 知名度は低いかもしれませんが、代表の吉岡克さんは80年代から活動しているデザイナーであり、魅力的なデザインのバッグを多数製作しております。 今回のバッグは、一般的なかぶせタイプのブリーフケースですが、フラップの一部とサイド、ハンドルにヌバックレザーを使用し、黒い部分は全てカバ革を利用しております。 このカバ革ですが、一見象革のように見えますが、実際はベルベットのような光沢と質感であり、象革との違いが感じられます。 カバ革はそのままだと硬すぎてレザーワークに向かず、表面の角質層を取り除いて鞣しております。 そのため、前述のベルベット、ヌバックのような質感になります。 イメージ的には象革のヌバック仕様と言ったところでしょうか。 以前象革がワシントン条約にて厳しく規制された際に代用品として使用された素材ですが、今では象革より希少な素材として評価されつつあります。 ワイルドスワンズのC.O.Uの7周年イベントで製作されたWAVEにもヒポレザーが使用されており、革好きの皆様にとっても垂涎のアイテムです。 野生動物のレザーですので生きていたときの傷や、シワが気になるかと思われますが、元からあるダメージとなります。 内装は堅牢なピッグスキンで、ファスナーポケットに小物用のオープンポケットとシンプルな内装となっております。 象革よりも流通の少ない希少な素材です。 この機会に是非どうぞ！ サイズは38/28/9cmとなります。