伝説のウルトラシリーズの続編を堪能！「ウルトラセブン」TVスペシャル＋新３部作 LD版！！
ウルトラセブン復活特番２作「太陽エネルギー作戦」「地球星人の大地」その続編にあたるウルトラセブンのオリジナル新３部作「失われた記憶」「地球より永遠に」「太陽の背信」全４巻をセットにしました。
この作品は俗に、「平成版」とか「新章」「真章」、「新セブン」などと呼ばれて愛されています。１９６０年代のオリジナル版はよく再発売されたりするのですが、この作品はなぜか数が出てこないですね。
最近よく昭和の時代のリメイク作品が制作されますが、ほとんどの場合、現代風にアレンジだとか、別解釈したものだとか・・、オリジナル版を見た方々とか、テレビで放映されていたのを観ていた世代の方々にとっては、複雑な気持ちになる事が多いそうです。たしかにリメイクされた作品は、アニメならしなやかな動きや鮮やかなグラフィック、特撮なら進化した造形技術など、見栄えが良くなっています。ストーリーなどにも矛盾や疑問を感じさせないアレンジされた構成や、ちゃんとした作りになっていたりするのですが・・「余計な事をしないで」というのが正直な感想ですね。個人的にも当時の作品は、当時の製作スタッフと当時の視聴者、そして後にオリジナルをビデオとかで観てくれた方々のものだと思っています。アニメであれば声優すら変更しないでほしいし、特撮であれば当時のキャスティングで可能な限りやってほしいです。できれば主題歌すら変えてほしくないですね。もちろん、版権の問題や製作費の問題などで、新しく関連グッズを作ったりして経済活動しなければならない"大人の事情"は分かってはいるのですが、当時の子供番組を制作していたスタッフは、人気のドラマやバラエティ番組を制作していた人たちに格下扱いされても夢見る子供たちのために頑張っていました。自分の給料で視聴者プレゼントのおもちゃを用意したり、自らがエキストラになって人材不足を補ったりしていました。何でもビジネスライクしてしまう現代ではボランティア活動でしかそういう姿が見られなくなってしまってますね‥。
しかし、この作品は違いました。正統派の続編として製作されています。タイトルバックや音楽などもできるだけ当時を忠実に守っています。ファンにはたまりませんね。そして何といっても主人公のモロボシ・ダン役に森次晃嗣、フルハシ隊員役に毒蝮三太夫が出演してくれているのがイイですね。だいたい新しく製作すると配役が変更されますからね。(笑)
まずは記念すべきウルトラセブン復活の第１弾「太陽エネルギー作戦」ですね。この作品は日本テレビの開局記念として１９９４年３月の春の番組改編時期にテレビ放映されました。なんでまたウルトラセブンだったのでしょうね？子供の頃によほど思い入れがあるプロデューサーがゴリ押しして制作決定したのでしょうかね？？ともあれ、ファンとしては嬉しい限りです。なぜ「ウルトラマン」でなく「ウルトラセブン」だったのかはなんとなく分かります。ウルトラシリーズは仮面ライダーシリーズとは違ってキー局がコロコロ変わっているからです。「ウルトラマン」はフジテレビ、そしてこのウルトラセブンは日本テレビ、そのほかＴＢＳや朝日放送などバラバラなんです。当然音楽などもバラバラで、いろんなレコード会社から出ていますね。ですからウルトラシリーズを一気に集めた主題歌集とかが出るとオリジナルではない曲が混じっていたりします。現代は曲の貸し出しがメーカー間で契約できたりしますので全部をオリジナル曲にしたのも制作できますが、レコード時代では有り得ませんでした。余談ですが「ウルトラマンＡ」の主題歌のオリジナルをCD化したものを個人的には見た事がありません。オリジナル版は２種類あって、東芝レコード(東宝レコード)版とポリドールレコード版です。この２種類はほとんど同じなのですが、ポリドールの方が歌詞が少し長くて、"いざ行けいざ行けウルトラマンＡぼくらのエース"という部分が入っています。現代ではなぜか東芝レコードバージョンばかりが主題歌集などに入っていますが、オンエアで使用されたのはポリドールレコードバージョンです。(スミマセンどーでもいいですね)解説に戻りますが、ウルトラセブンが日本テレビ系列だったからというのもあったのだと思います。それにしても次々と新作ウルトラマンが登場しているのにウルトラセブンを復活させようというのはスゴイ事だったでしょうね。作品の中にも製作側の強いこだわりが感じられます。物語は、最終回にアンヌ隊員をはじめウルトラ警備隊に自分の正体を打ち明けたモロボシダンが最後の戦いを終えて地球を去った後も、宇宙の平和を守ってどこかで戦っていた。という設定で展開されます。とりあえずウルトラマンレオで厳しい隊長だったという黒歴史は別世界のお話しだったという事のようです。個人的にはその方がイイですね。そして、戦いに傷ついたウルトラセブンが地球に落下してしまう。数年後の地球では、フルハシ隊員は隊長になっていて、アンヌ隊員は母親になって息子に"ダン"という思い入れのある名前を付けていた。地上に落ちたウルトラセブンは動かない。そこで秘密裏に格納庫に隔離してウルトラマン共通のエネルギー源である太陽エネルギーで目覚めさせるプロジェクトが進行する。って感じのストーリーです。ウルトラシリーズでお馴染みの顔が特別出演していたりしてイイ感じですね。「地球星人の大地」は、３月のオンエアが大反響を呼んで、速攻で２作目の製作が決定。今度は１０月の秋の番組改編時期にオンエアされました。今度はあのメトロン星人が登場します。地球人が地球星人とすれば、地球人は何十億もいるわけですから、メトロン星人も当然ひとりではありません。あの時、４畳半の部屋で深く語り合ったメトロン星人はウルトラセブンに倒されましたが、次の使者が地球に来ていたのです。って感じのストーリーです。やはりメトロン星人が出てくると環境問題とかの話になりますね。そして、オリジナル新３部作。２度のオンエアを終えてもまだまだ話題が尽きないので今度はオリジナルビデオとして製作された作品です。数々の死闘で辛くも勝利したウルトラセブンが、それらの影響のためか記憶をなくしモロボシ・ダンの姿に戻って遺跡発掘現場で作業を手伝っていた。そんな中でも侵略者たちは地球に降り立ってくる。という展開で始まります。現代のオリジナルビデオは、テレビ版の延長って感じのクオリティのものが多いですが、当時のオリジナルビデオは、映画並みのクオリティで製作されたりしていました。この作品も当然ですが気合を入れて製作されています。クオリティはもちろん、オリジナルビデオではあまり例を見ない、１時間番組として製作されています。３巻すべてにＢ面にはメイキングやインタビューなども収録されていて、イイ感じですね。個人的にはDVDやBDではなく、このままLDが進化してほしかったですね。そしたら現代ではもっとスゴイ事になっていたかもしれませんね。１２㎝のブルーレイの容量を３０㎝のLDサイズに入れて表と裏の両面に２層書き込みしたとしたら・・、とんでもない容量になっていましたからね。(笑)ＬＤは、使用するプレーヤーによって映像のクオリティが変わるというデメリットがありましたが、それもこのデジタル時代の現代なら克服されていたでしょうからね。
幼い頃に、ヒーロー役だった俳優が大人用のドラマとかに出演していて、悪役だったり、たいして重要な役ではなかったりしていたのをよく見ました。あれって結構ガッカリしますよね。子供の夢もぶち壊しです。それがこの作品のように、こういうかたちで復活してくれると本当にうれしいものがありました。ぜひこの機会に一気に楽しんでくださいね！
この商品はいわゆるワンオーナーものです。商品内容は、「ウルトラセブン復活特番２作」が、ジャケット、解説書、帯、ディスクの４点です。ジャケットの状態は、経年劣化によるシミのようなものが若干見られる箇所もありますがキレイな感じだと思います。解説書の状態は、目立った損傷なども無く良い感じではないでしょうか？ディスクの状態は、目立った使用感もうあまり感じずキレイな方だと思います。「オリジナル新３部作」が、それぞれジャケット、解説書、ディスクの３点です。ジャケットの状態は、経年劣化もあまり感じずキレイな感じだと思います。解説書の状態は、目立った損傷なども無く良い感じではないでしょうか？ディスクの状態は、まあまあキレイな感じだと思います。一応、こちらの環境で動作確認して問題はありませんでした。
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