谷崎潤一郎訳「源氏物語」昭和30年（1955年）中央公論社70周年記念出版 限定愛蔵本 1000部限定発行 シリアル入り 粘葉装の和装本5冊 挿画あり 本体美品 帙入り 輸送箱付き◆源氏物語商品説明
谷崎潤一郎の源氏物語の全訳です。

昭和30年（1955年）に中央公論社が創立70周年を記念して
発行した版で、当時で「新訳」の名が冠してあります。

古風な装幀で作成したもので、いわゆる粘葉装と呼ばれる
装丁に近い体裁です。糸綴じの和本のように喉に糸がないので
全体を開いて読みやすい体裁です。


5冊揃いで、各冊表紙の色を変え、また各帖の
扉の紙の色まで変えている非常に凝った造りです。

印刷は現在では絶滅に近い金属活字を用いた
活版印刷で、印字が美しく、また旧仮名遣いの
文字で、印字も体裁も現在の洋装のプリンタ印刷本にはない
雰囲気を出しています。

ところどころ挿画をいれて、それぞれ担当の画家さんを
違えています。


総じて体裁も内容も非常に手をかけたもので、
当時でもしたものです。

1000部発行の限定品で、シリアルナンバーが入っています。
かなり前の方の番号です。


書籍5冊が布張りの帙に収納され、さらに輸送用の
段ボールに入っています。段ボールの表面に黒ずみがありますが、
帙と書籍は段ボールに入っていたため非常に綺麗で、
70年近い経年を全く感じさせない美品です。


現在の書籍とは全く違う体裁や雰囲気で
読みたい方に、ぜひどうぞ。