若き時代のマイルス・デイビスがブルーノートに残した名盤です。輝かしいブルーノート1500番台の冒頭を飾るもので1952年から54年にかけて吹き込んだ演奏をLPにまとめたもの。アップテンポはもとより名曲Yesterdaysでのバラードの深々とした陰翳感など、今聴いてもマイルスのトランペットの表現力が当時からいかに秀でていたか知ることができます。早くからマイルスの才能を見抜いていたブルーノート創立者のアルフレッド・ライオンの慧眼が光ります。また参加メンバーのジャッキー・マクリーン、J. J. ジョンソン、アート・ブレイキー、ケニー・クラーク、オスカー・ペティフォードなど当時のニューヨークの第一線ジャズメンに囲まれてマイルスが素晴らしいパフォーマンスを発揮しています。 US BlueNote BLP 1501 47W/63rd NYC mono DG RVG ear 初盤は1954年レキシントン・ラベルのためこれは1950年代末期のオリジナルに近いセカンド盤だと思われます。 ジャケットは経年劣化で擦れ、黄ばみ、汚れ、破れテープ補修があり保護ビニールカバーされています。盤は数ヵ所細かな擦り傷があり小さくノイズが入るところがありますがモノラルの音圧が高くマイルス、マクリーンの吹奏がもの凄い音で響きます。全体的に殆ど問題なく聴くことができます。