ハセガワの1/20スケール反重力装甲戦闘機ファルケの全塗装完成品です。 第8戦車連隊ジョン•フェレル軍曹機として、褐色にホワイトのライン、閑のマーキングが特徴の機体を製作しました。 工作内容は、合わせ目消しの後、400〜1000番のペーパーがけでヒケやゲート跡を処理し、アンテナパーツを真鍮線で製作しています。 塗装は暗めのダークグレーで下地塗装を行った後、オレンジ寄りのブラウンを筆塗りしました。筆ムラを適度に残すことで機体の金属感、スケール感や陰影を表現しており、装甲の繋ぎ目付近では下地の透けを増やすことで、スミ入れに頼らずにパーツの分割感、異素材感、色落ちを自然な形で表現しています。 その後、ブラウンの上からベージュ寄りに調色したホワイトでマーキングラインを筆塗りしました。ブラウンよりも細かい筆ムラを残すことで、兵士が自前の小さなハケでラインを描いたことを表現できたと思います。 機銃やエンジンの金属部分は、ダークグレーの上からミドルストーンで軽くドライブラシをかけ、油脂にまみれた金属感を表現しています。メタリック塗料ではマシーネンのモデルはオモチャっぽい仕上がりとなってしまうのを防ぐ工夫で、機銃などはガンメタルで塗ったかのように見えるのにギラつかない、上品な仕上がりとなっています。 ウェザリングはブラウンで錆汁が流れた跡を描き込み、戦闘による汚れや経年を表現しました。 塗装の後にデカールを貼り、各種マーキング、コーションマークによるスケール感、ディテール感アップを行いました。 デカール貼り付け後はクリア塗装を行わないことで、筆ムラによる凹凸や色ムラがあえて残るようにしています。デカールの品質が良く、大変薄いため、段差は目立ちません。 パイロットと女性整備兵のフィギュアは複数の肌色を重ねて肌表現を行いました。特にパイロットフィギュアは歴戦のおっさん感がなかなか渋い仕上がりとなっており、ぜひ実物で確認頂きたいです。フィギュアの服も、色を重ねて服の皺や凹凸を強調しています。 本体の裏面ですが、半球状のパーツ3点のみで接地するデザイン上、接点の塗装がどうしても剥がれてしまいます。ご了承ください。 本出品の内容はファルケ本体、女性フィギュア、キットの箱、機体データシート、取説です。 デカールは付属しません。 大切に展示保管してきましたが、断捨離のため、出品致します。